好奇心の赴くままに。

理系大学院生が好奇心のままに書き綴ります。

【メモの魔力】読んだ感想まとめ。

GW中に就活対策と自己分析のために、前田裕二さんの『メモの魔力』を読みました。

 

これほどまでに狂った『メモ魔』にならねばらならない理由がひしと伝わる一冊でした。

 

私は元からメモ好きですが、もっと目的意識をもって、もっと狂ったように良質なメモを積み重ねる『メモ魔』になりたいと思うようになりました。

 

今日はその内容と感想についてまとめたいと思います。

 

 著者:前田裕二さんについて

SHOWROOM株式会社代表取締役社長で、早稲田大学政治経済学部卒の31歳です。大学卒業後、外資投資銀行に入行し、ニューヨークで活躍。その後、ITメガベンチャーであるDeNAに入社を経て、「SHOWROOM」の立ち上げを行い、現在は実業家と著作家の両面で活躍している方です。

 

メモ魔とは

著者の前田さんは、相当な『メモ魔』ということで周囲からも有名だそうです。『メモ魔』とは文字通り、狂ったようにメモを取ること。どんな些細なことでも、常にメモをするそうです。

 

メモは最強の武器である

この本を通じて前田さんが教えてくれたのは、『メモは最強の武器である』こと。

多くの情報が飛び込んでくる現代において、私たちが頭の中だけで処理できる情報はほんの僅かです。しかし、メモを行い自分なりの言葉で『言語化』することで、本来頭の中だけでは処理できなかった情報をも処理することが可能になります。

だから、メモは自分自身の能力を拡張する『最強の武器』なのです。

 

ただし、あることを意識してメモをしなければ、メモを最強の武器にはできません。

それは、『具体(事実)』→『抽象化』→『転用』です。

 

例えば、『名古屋ではレクサスをよく見かける』という気づき(事実)があったとします。(体感ベースですが、実際名古屋はレクサス多いと思います笑)

 

この気づきを抽象化して、『名古屋人は長く使うものには高級感を求める』と

考えます。

 

これを転用して、『高級感のあるペンを名古屋出身の友人にプレゼントしたら、喜んでくれそう』とします。

 

このように、『具体(事実)』→『抽象化』→『転用』することで、事実が自分の行動に活かせないかをメモに書き落とすことで、メモが『最強の武器』になります。

 

この本が教えてくれたこと

私がこの本から大きく学んだことは、『プライドを捨てて狂ったように言語化し続けること』です。

 

私はこれまで、人に言えないような恥ずかしい経験や行為から目をそらしてきました。

 

知らない言葉やシステムについてわかったふりをして、あいまいな理解のまま突き進んでしまう、ということが頻繁にありました。

 

それだけでなく、自分の今行っていることが「本当に私のやりたいこと」でないのに、これが自分のやりたいことなのだと言い聞かせていました。

 

どちらも私の行動や能力に対するプライドを守るための行為で、目をそらしてきた私の弱い部分です。

 

しかし、メモすることで、言語化することで初めて自分の無知や弱みに向き合い、初めて打ち手を考えられるようになることがわかりました。

 

もちろんこれから『転用』していかなければ自己成長にはつながらないのですが、まず自分の現実と向き合う準備運動ができ、とても満足しています。

 

200ページほどで簡潔にまとめられていて、行動にも移しやすいので、ビジネス本の中でもかなりの良書だと思いました。

 

皆さんもGW中、時間があればぜひ読んでみてください!

 

ではでは。

 

 

 

 

 

 

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)