好奇心の赴くままに。

理系大学院生が好奇心のままに書き綴ります。

世界の人口をトヨタ〇個で考えてみました。

就職活動をしていると、多くの企業が海外市場拡大を目指していることが分かります。

国内市場の縮小、世界人口の急増が理由なのでしょう。

 

中国やインドの人口が年々増加しているといったニュースも数多く耳にします。しかし実際どの程度のスケールで人口は増え続けているのでしょうか?具体的な数値、気になりませんか?

 

今回は最近の世界人口TOP10の人口について調べました。調査対象は190ヵ国です。

(参考HP:https://ecodb.net/ranking/imf_lp.html

 

世界人口ランキング2017

2017年の世界人口TOP10と人口です。中国、インド、アメリカ、想像通りの国が名前を連ねています。このTOP10の顔ぶれは2000年代からずっと変わってないことがわかりました。日本はロシアの次に人口の多い国としてTOP10入りしていました。少子高齢化といわれていますが、意外と多くの人が暮らしているんですね。逆にヨーロッパ諸国はランクインしていないのも面白い結果だと感じました。

 

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これらの国々の過去3年の人口推移を追っていきます。

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上がTOP10の過去3年の推移です。日本以外の国々は年々人口が増えています。先進国のアメリカも増加傾向にあるようです。

 

またこのデータから、TOP10の人口だけで毎年4000万人増えていることが分かりました。なかでも中国は毎年700万人、インドは毎年1700万人増え続けているようです。

 

数値だけだとイメージしづらいので、トヨタの従業員数で考えてみます。

トヨタの従業員数は連結で 369,124人(2018年3月末現在)です。つまり、毎年中国ではトヨタ19個分、インドではトヨタ44個分の人が増えていることがわかります。

 

また中国の700万人全員が1000円のランチをした場合、70億円が一度に流通するといえます。ちなみに70億円あればあの有名画家、ゴッホの作品が買えます!!

買える作品はこちらです。

「医師ガシェの肖像」(1990年に落札:8250万ドル(約67億円))

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ゴッホの絵はうまく管理できそうにないので欲しくありませんが、1年でこれだけ人が増えていること。

中国やインドなどは現在は人口増加にまだ技術が追い付いていない状態です。しかし、それも人口増加により優秀な人が増えていくため、解消されてゆくと思います。急拡大する市場は日本企業にとって魅力は大きいが、それは他国や現地企業にとっても同じです。また、現地企業は日本企業よりその土地でのビジネスを理解しているはずです。そう考えると、海外規模で対抗できる強みがないまま市場参入すれば、相当厳しい環境になると思いました。

 

まとめ

・世界人口のTOP10の人口は毎年4000万人増えている。

・うち中国は700万人、インドは170万人増加。

トヨタ従業員換算だと、中国は毎年トヨタ19個分、インドは44個分の人が増えている。